ホーム>ブログ>パン>武蔵野産   愛  島津睦子ケーキングスクール
イメージ画像
パン洗練された「簡素さ」、基礎的技術の「エスプリ」、日常生活の巧みな「並列」
これを目指すmutsuko shimazuのブログです。

武蔵野産   愛  島津睦子ケーキングスクール

201511214437.jpg長い間 愛した「 粉 」が とうとう 無くなってしまいました・・・・

教室を開く時に1番長い時間を掛けたのが 授業に使う 粉を選ぶ事でした。
決めるまでに どれだけ多くの粉と会話をかわしたことでしょう・・・・・


ドイツで学んで初めて気がついた 多様な粉の個性!
粉の特製と 家庭製パンの味 そして技能 この3つをつなげるのは 粉!
愛用し多くの方に知って頂きたかった小さな・・粉会社。

去年の初めから いろいろな情報は聞きました。
そして粉の会社が選んだのは 廃業。
潔い 終了の選択は 「らしい…な」・・・・・

あの粉があったからこそ 美味しい手作りのパンを伝えられたと思います。

そして 長い時間が過ぎてみればたくさんのパン屋が出来 簡単に毎日パンを焼く器械も出回りバラエティーの多いパンを24時間買えるコンビニが街に目立ちます。

粉もすっかり変わりました。
難しかったパン作りが見た目はそこそこの仕上がりになる粉が増えています。
しかし
選挙の投票率が下がるように 本物を好む人口も下降線だと感じます。
世界が変わってきている・・・

だからこそ 大切なものを見失わない事。 教室でも伝えていきたいです。

毎日 試作を重ねています。
武蔵野市にはとても良い麦を栽培するファームが頑張っています。
私の毎年の麦の評価は 残念ながら 農水省・農協の政策の愚かさを証明しました。

小麦1つでも「 国」と言う大きな組織を勉強出来ます。

賢き人生を選ぶとは?・・・・ パンを焼きながら思う昨今です。


 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.mutsuko-shimazu.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/30

コメント(1)

今日、雪で凍る渋滞の中を「これが最後の粉です」と問屋さんの運転手が伝えてくれました。お客さんから、一円でもいただいてパンを売っているプロの端くれとしては、この会社の粉に代わるものをすぐに見つけられると思い、恩師に相談することなく時間だけが過ぎて行きました。

T製粉の研究室のM先生は、口癖のように「他社の粉も使ってください」と吉祥寺の教室でも地元の講習会でも言っていました。その言葉の裏には、自社の粉に対する自信と誇りが込められていたと思います。

他社のありとあらゆるサンプルを試しましたが、少しでも変わると毎日食べているお客さんが、気づくほど、味に差がありました。同じ手間をかけるのであれば、よい材料よい味をスケールメリットを生かして提供していきたい。
この粉を広めてくれた島津先生と製粉会社の皆様に感謝申し上げます。

教室で一番美味しかったパンは「北海道」を使って、グルテンを抽出して少しの砂糖が入ったハースブレッドです。国産小麦のグルテンは安定しませんが、育種に携わる皆さんに期待したいと思います。小麦相場が上がっている中で、企業努力で価格維持されていることを考えると末端では値上げも難しいです。

コメントする